第1回から第6回まで、パナソニックのIH(KZ-AN57KY)を使いこなし、高級鉄板焼き店の味や健康的な野菜調理をマスターしてきました。 最終回では、この最高の相棒を美しく保ち、かつ家計にも優しく使い続けるための「運用術」をお届けします。
1. 「焦げ付き」をゼロにする。一生モノの天板ケア
IHの最大のメリットは「掃除のしやすさ」ですが、放置すれば汚れは蓄積します。
毎日のお手入れ:調理後の「1分」が分かれ道
- 余熱を利用して拭く:
調理が終わった直後、天板がまだ少し温かいうちに、硬く絞った布巾でサッとひと拭きします。これだけで、油汚れが固着するのを防げます。
汚れがなかなか取れない時は、中性洗剤も活用してください。 - IHマットは不要:
高性能センサーを活かすならマットは敷かず、「汚れたらすぐ拭く」のが天板を最も安全に、美しく保つ秘訣です。
しつこい汚れには「ラップとクリームクレンザー」
もし焦げ付かせてしまったら、以下の方法を試してください。
- 天板にクリームクレンザーを少量垂らす。
- 丸めたラップ(またはアルミホイル)で円を描くようにこする。
- 浮いた汚れを拭き取れば、ガラス本来の輝きが戻ります。
POINT: 金属のタワシは傷の原因になります。ラップなら天板を傷つけず、汚れだけを効率よく剥がせます。
2. 気になる「電気代」のホント:ガスより高いって本当?
「IHは電気代がかかる」というイメージを持たれがちですが、2026年現在の高効率モデルでは、その常識は変わりつつあります。
- 熱効率の圧倒的な高さ:
ガスの熱効率は約40%〜55%ですが、IHは約90%。エネルギーのほとんどを直接鍋に伝えるため、無駄がありません。 - 調理時間の短縮:
湯沸かしの速さはガスを圧倒します。調理時間が短くなる=エネルギー消費時間が短くなるため、トータルの光熱費はガスと大きく変わりません。 - 夏場のエアコン代:
ガス火と違い、周囲の空気を温めないため、夏場のキッチンが暑くなりません。結果としてリビングのエアコン負荷が下がり、家全体の節電に貢献します。
3. IHがもたらす「ゆとり」と「安全性」
最後に、IHが生活に提供してくれる「価値」を振り返ります。
- タイマー調理による「自由時間」:
煮込み料理や寸胴でのストック作り。タイマーをセットすれば、コンロの前を離れて子供の面倒を見たり、読書をしたりできます。私は、この間に料理の本をチェックしたりしています。 - 究極の安全性:
切り忘れ防止、空焚き自動OFF、そして「火を使わない」ことによる火災リスクの低減。この安心感は、代えがたい価値です。
全7回シリーズのまとめ
- 仕組みを知る: IHは「鍋を振らず、密着させる」のが基本。
- 火力を制御する: レベル表示と温度(180℃)をリンクさせる。
- 道具を選ぶ: 底の厚い多層構造鍋やティファールがIHの「目」を活かす。
- 肉を極める: 「30-30法」と180℃キープで高級鉄板焼きを再現。
- 魚を味わう: 皮目7:身3。食洗機への臭い移りを防ぐ自衛を。
- 野菜で健康に: 無水調理と安定した中火で栄養を閉じ込める。
- 美しさを保つ: ラップ掃除とタイマー活用で、家事効率を最大化。
「火を操る」というかつての職人芸を、現代のテクノロジーは「温度を操る」という確かな安心と楽しみに変えてくれました。
パナソニックのIHで、あなたの健康と豊かな時間を作って、理想のキッチンライフを存分に謳歌してください。
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