布団に入ってから「なんだかモヤモヤする」「心が落ち着かない」と感じることはありませんか?
私も以前、寝室に散らかった本やスマホ、装飾品をそのまま置いていたせいで、目に映るものが頭のどこかに残っていて、寝付けない夜が続いた経験があります。
置くものを見直すことは、光や空気、レイアウトと同じく、眠りの質に深く関わります。
今回は、「余計なものを取り除く」「香りや植物を選ぶ」「間接照明を活かす」など、具体的な基準と工夫を交えて、置くものを整える方法を詳しくご紹介します。
あれくま寝室には置きたいものたくさんあるけど置いちゃダメなのかな。
置くものが睡眠に与える影響
寝室に置かれた“もの”は、視覚的刺激や無意識の心理負荷を生みやすいものです。
寝る直前に部屋を見渡すと、スマホ、雑誌、遥か昔の資料、コード類、アクセサリーなどが目に入り、「あれを片付けなきゃ」「明日使うかも」と思考が始まることがあります。
これらは無意識のタスクとして頭に残り、交感神経が刺激されやすくなり、入眠を妨げる原因になります。
さらに、香り、植物、間接照明といった“置かれたもの”は五感に直接働きかけます。
香りはリラックスを促し、植物は視覚と空気に癒しを与え、照明は雰囲気を変える力があります。
ただし、これらを過剰に置きすぎたり、強い香り・明るすぎる光を使ったりすると感覚刺激が強すぎて、逆効果にもなります。
置きものは、「あるだけで安心できるひとつだけ」という選択基準を持つと、視覚的な雑音を減らし、心が自然に静まる空間をつくれます。
置くもので考えるべき3つの要素
置くもので考えるべき3つの要素を紹介します。
- ミニマル化
- 香りのアイテム(なくてもOK)
- 植物(なくてもOK)
- 間接照明(なくてもOK)
ミニマル化
まずは、引き算から始めましょう。
ベッドサイドに本やスマホ充電器が山積みになっていませんか。
視界に入る物が多いと、脳は無意識に情報を処理しようとします。
眠りを深めるためには、リラックスできるもの以外の情報が入ってこない部屋にするという意識が大切です。
できれば、眠りに関係ないものはベッドから遠ざけ、隠すようにしましょう。
視界に何もない空間ほど、脳は早く「休むモード」に切り替わります。
- 別の部屋
- 寝室のドア付きのクローゼットや押入れ
- 寝室のベッドから離れたエリア
香りのアイテム(なくてもOK)
なくても大丈夫ですが、アロマディフューザーや小さなサシェ(香り袋)は、ほんのり漂うラベンダーやヒノキの香りで副交感神経を刺激します。
とは言いながら、おすすめはものは置かずに、自分のシャンプーの匂いで香りを整えることです。
私は、ヒノキ&ラベンダの香りのシャンプー・コンディショナーを使っているので、それでリラックスするようにしています。
強めの匂いは部屋に付いてしまうとなかなか落とすことができないので注意しましょう。
植物(なくてもOK)
こちらもなくても大丈夫ですが、観葉植物は空気を整え、視覚的な癒しになります。
ただし夜に酸素を消費する植物もあるため、サンスベリアやパキラなど夜間も二酸化炭素をあまり出さない種類を選ぶのがおすすめ。
鉢植えは通気性のよい土と風通しの良い場所で。
間接照明(なくてもOK)
間接照明でなくても、照明はあるので、問題ないと思いますが、寝室に置くライトは1〜2灯に抑え、色温度を暖色系(2,700〜3,000K程度)にしてください。
小型の調光可能ライトを使えば、眠る時間に合わせて明るさを落とせます。
夜間に点灯が必要な場合は非常灯や足元灯のみにするといいでしょう。
暖色系の間接照明は日中の緊張をほどき、「そろそろ休もう」というサインを体に送ります。
まとめ:少ないほど心地よい寝室を
今回は、寝室に置くもので考えるべき4つの要素について解説しました。
- ミニマル化
- 香りのアイテム(なくてもOK)
- 植物(なくてもOK)
- 間接照明(なくてもOK)
置くものを最小化することは、頭を休めるためにとても重要です。
また、感覚刺激を抑えるために、香り・植物・灯りは補助役として控えめに取り入れると、空気や光との相乗効果が生まれますよ。
「これひとつだけが心地よい」と感じるものを選び、ほかは見えないところへ。
まずはベッド周りの置きものを見直すことから始めてみてください。
清潔な視界と少ない刺激は、深い眠りへの入り口です。



シンプルイズベストだよ。









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